H1.50 木製雪眼鏡 エスキモー 米国/アラスカ 1890-1930年 8.5p

Snow Goggles Eskimo U.S.A./ Alaska

極北の長い冬がおわり、陽射しが高くなるにつれて、雪原の照り返しが強くなる。このような季節には、紫外線から目を保護する必要がある。狩猟や旅行では長い時間、雪原や氷上で行動するため、エスキモーは木や骨などを利用してこのようなスリット状の穴を開けた雪眼鏡を作り目を守ってきた。

日本の遮光器土偶の名称に使われた遮光器がこの雪眼鏡のことである。

(北海道立北方民族博物館資料目録3)

(2020.3.22)

 

 

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